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雑誌「産科と婦人科」2025年 Vol.92 No.7 エキスパートに聞く!不妊治療施設における指針と工夫
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バックナンバー
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掲載論文
企画 五十嵐敏雄
Ⅰ.一般不妊治療
1.一般不妊治療における検査スケジュールと指針 / 梶原 健
2.排卵障害に対する治療指針 / 岩佐 武・他
3.一般不妊治療におけるタイミング法・人工授精のあり方―当院の指針と工夫― / 牧野祐也・他
Ⅱ.不妊症関連疾患
4.多囊胞性卵巣症候群・肥満と不妊症 / 髙橋 望・他
5.子宮筋腫・子宮腺筋症と不妊症 / 木下真由・他
6.卵巣子宮内膜症性?胞と不妊症 / 五十嵐敏雄・他
7.慢性子宮内膜炎・子宮内膜ポリープと不妊症 / 市川麻祐子・他
Ⅲ.生殖補助医療
8.当ART施設の検査スケジュールと指針 / 林 奈央・他
9.当ART施設の卵巣刺激とトリガー(Sugiyama Method) / 中川浩次・他
10.当ART施設の精子調整・採卵・媒精・顕微授精 / 郡山智恵・他
11.当ART施設の胚培養と凍結融解 / 伊藤基樹・他
12.当ART施設の胚移植と黄体補充 / 伊藤 歩・他
Ⅳ.生殖補助医療(難治例)
13.難治性男性不妊患者の検査と治療 / 小宮 顕・他
14.当ART施設の反復着床不全に対する指針 / 京野廣一・他
15.当ART施設の卵巣機能不全に対する指針 / 河村和弘
16.がんと妊孕性温存 / 坂口史奈・他
連 載
漢方よもやま話 第19回
白虎加人参湯 / 能㔟充彦
医療裁判の現場から 特別編
術後の女性患者にわいせつ行為をしたとして,準強制わいせつ罪に問われた乳腺外科医の無罪が確定した事例 / 秦 奈峰子
原 著
避妊薬の処方方針およびアンメットメディカルニーズに関する産婦人科医アンケート調査 / 弥永圭太・他
症 例
急速な経過をたどった卵巣退形成がんの1例 / 藤井健太・他
Ⅰ.一般不妊治療
1.一般不妊治療における検査スケジュールと指針 / 梶原 健
2.排卵障害に対する治療指針 / 岩佐 武・他
3.一般不妊治療におけるタイミング法・人工授精のあり方―当院の指針と工夫― / 牧野祐也・他
Ⅱ.不妊症関連疾患
4.多囊胞性卵巣症候群・肥満と不妊症 / 髙橋 望・他
5.子宮筋腫・子宮腺筋症と不妊症 / 木下真由・他
6.卵巣子宮内膜症性?胞と不妊症 / 五十嵐敏雄・他
7.慢性子宮内膜炎・子宮内膜ポリープと不妊症 / 市川麻祐子・他
Ⅲ.生殖補助医療
8.当ART施設の検査スケジュールと指針 / 林 奈央・他
9.当ART施設の卵巣刺激とトリガー(Sugiyama Method) / 中川浩次・他
10.当ART施設の精子調整・採卵・媒精・顕微授精 / 郡山智恵・他
11.当ART施設の胚培養と凍結融解 / 伊藤基樹・他
12.当ART施設の胚移植と黄体補充 / 伊藤 歩・他
Ⅳ.生殖補助医療(難治例)
13.難治性男性不妊患者の検査と治療 / 小宮 顕・他
14.当ART施設の反復着床不全に対する指針 / 京野廣一・他
15.当ART施設の卵巣機能不全に対する指針 / 河村和弘
16.がんと妊孕性温存 / 坂口史奈・他
連 載
漢方よもやま話 第19回
白虎加人参湯 / 能㔟充彦
医療裁判の現場から 特別編
術後の女性患者にわいせつ行為をしたとして,準強制わいせつ罪に問われた乳腺外科医の無罪が確定した事例 / 秦 奈峰子
原 著
避妊薬の処方方針およびアンメットメディカルニーズに関する産婦人科医アンケート調査 / 弥永圭太・他
症 例
急速な経過をたどった卵巣退形成がんの1例 / 藤井健太・他
ねらい
少子化が加速する一方,赤ちゃんが欲しい,家族が欲しいと思う方はまだまだ多く,それは自然なことで,尊重されるべき権利である.人間も動物の一種で,多くの場合,子孫を残す,すなわち遺伝子継承の努力をする生き物なのである.でも,妊娠したり出産したりすることは大変な労力が必要で,女性だけが負担していては割に合わない.2人の共同作業であり,男性が協力する姿勢が大切である.また最近は国際的に性と生殖に関する健康と権利(sexual and reproductive health and rights:SRHR)といって,結婚する・しない,妊娠する・しない,不妊治療する・しない,産む・産まない,何人産むかなどは女性自身に決める権利があるということも広くいわれている.当然,仕事を優先する,どのタイミングで妊娠するかも女性自身に決める権利がある.現代の女性は7~8割が仕事をもち,社会で活躍していて,社会人生活をスタートしてしばらくは妊娠よりも仕事を優先させる傾向にある.仕事と不妊治療を両立したいと思う段階になっても,月経や排卵を中心に検査や治療日程が組まれ,治療内容も上司や周囲と共有しづらい事柄であることから不妊治療は先延ばしにされる傾向にある.また,月経困難症や過多月経に悩まされる方は,仕事をするためにホルモン療法を継続せざるを得ず,不妊治療を開始できない方もおられる.しかしながら,30歳を過ぎると卵胞数は著減し,38歳を過ぎると妊娠率が著減し流産率が著増することが知られる.不妊治療の前に子宮内膜症や子宮筋腫の手術をしなければならない方もおられ,確率の低い状況や問題がある状態で不妊治療をすることになり,深刻な少子化のなか,どうしたら早い年齢で不妊治療をスタートできるかが大きな課題になっている.
臨床現場では,がんばって病院に来てくださったカップルのもとに赤ちゃんが届くようにすべく,通常,不妊治療施設ごとに独自の治療指針がある.ガイドラインにない工夫がなされている場合もあるだろう.今回は不妊治療のエキスパートの先生方にご自身の施設での治療指針や工夫をご紹介いただいた.本特集が,皆様のレベルアップになって,患者がその恩恵にあずかることを期待してやまない.
(帝京大学ちば総合医療センター産婦人科 五十嵐敏雄)
臨床現場では,がんばって病院に来てくださったカップルのもとに赤ちゃんが届くようにすべく,通常,不妊治療施設ごとに独自の治療指針がある.ガイドラインにない工夫がなされている場合もあるだろう.今回は不妊治療のエキスパートの先生方にご自身の施設での治療指針や工夫をご紹介いただいた.本特集が,皆様のレベルアップになって,患者がその恩恵にあずかることを期待してやまない.
(帝京大学ちば総合医療センター産婦人科 五十嵐敏雄)